スタッフの日々

クリスマス礼拝
2012年12月14日
娘の学校のクリスマス礼拝でした。
「○○がなくても生きていける」「失敗したからこそ得られるものがある」
礼拝のお話の内容です。
人は「○○がないと生きていけない」と思いがち。でも本当はなくても生きていくのに問題はないのではないか、なければ困るものはそうないのではないか、ということでした。
例えとしては、「クラスで一人だけスキップができなくてみんなにからかわれていた女の子が、先生から、スキップなんてできなくても大人になって困ることはないから心配する必要はないよ、といわれて、心がスーッと楽になった」といったようないくつかでした。
そう。自分より上の人間が「たいしたことじゃないよ」っていってくれるだけで救われることって沢山あるんですよね。
人は目の前の足りないものに固執しがちですが、ちょっと離れて考えてみると、そんなにこだわる必要もないのではないか、と思うことも多いような気がします。
最初から上をみてばかりだとキツイし、手に入らなかったときの落胆が大きい。
もう少し緩やかに生きていこうよ、というメッセージだったと私は理解しました。
「失敗したからこそ得られるもの」
「恋愛で失敗しなかったら、痛みがわからないですもんね」とはじまりました。
その牧師先生は若い頃、将来が定まらず、大学院に行きながらも宙ぶらりんな感じでいたそうです。あるとき、教会でいつも一緒になる年配の女性が「うちに来なさい。ごちそうしてあげる」というので、お邪魔したところ、公団の小さな部屋の中は物であふれかえっていて、まさに片づけられない人状態だったそう。テーブルも2/3は物が占領していて、その横のスペースで食べたそうです。
冷蔵庫もいっぱい。いつのものかもわからないような雰囲気で内心、とても心配ではあったのですが、嬉しそうにいろんなものを出してくれるので、次から次へと食べて行きました。
「もうお腹いっぱいです」というと「なにいってんの、若いくせに。これからがメインなんだから」
そういって冷蔵庫からステーキ肉を取り出し、焼き始めたのです。その様子を後ろから見ていると、フライパンから大きな火があがり、思わず「大丈夫ですか!」と口に出したところ、「大丈夫、大丈夫」と。
それをみて、思わず涙がでたのだとか。
そのときの自分が成功者じゃなかったから。だから、そういう人の優しさや温かさに出会え、感動することができたのだと。
この話に関してはちょっぴり?って思いましたけど、心が弱っているときほど、他人の優しさに気づくことができる、ってことなんですよね。
うん。ゆっくり自分のペースで進むことも大切。ひとつの失敗に自分の心の全てを奪われてはもったいない。
そういうこと、ですね、きっと。
今日のお弁当。
3色ご飯。人参のたらこバター甘辛ソテー。きくらげししゃも。いかなごくぎ煮。
肉巻き。シソとチーズを豚肉で巻いて。
うずらの卵入り練り物とスナックエンドウの煮物。
プチトマト。
ベルキューブチーズ。
いちご。とちおとめ。